90を切るためのアプローチは2種類でいい

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ランニングアプローチとかピッチエンドランとか色々いうが、アメリカではチップショット、ピッチショット、ロブショットとシンプルに呼ぶ。ロブショットもピッチショットの延長みたいなものなので、2種類でいいでしょう。加えて90を切る程度にはロブショットは必要ないです。必要な状況はでてくるがあきらめましょう。

ピッチショットというのは、普通のスイングの縮小版です。実は、これ、ドライバーとかアイアンのスイングの動きとまったく同じです。弊所スクールでは、まずこのピッチショットを徹底的にやってスイングの基本を作ります。松山プロが、雑誌で語っていたのですが、彼は、スイングの全ての動きを同じにしたいので、ピッチショットをそれに近づけているのだと。

バックフットゴルフスクールもまったく同じで、ピッチショットでスイングの基本を全部身につけます。スコアメイクに必要なアプローチの上達をしながらスイングも良くなるなんて最高だと思いませんか?徹底的にやりましょう。

一方のチップショットは、パットとほぼ同じ打ち方をします。グリップもパットと同じ持ち方でいいでしょう。私は逆オーバーラッピングの持ち方で打ちます。打ち方はシンプルです。ご自身のパターと同じ構えをします。スタンスはややオープン。振り抜きやすくするためです。両足はひっつけます。ボールの位置はセンター、ボールの位置は徹底的にこだわりましょう。位置がいつも同じでないと、構えたときのロフトが変わってくるので、これは絶対に決めましょう。

もう決めちゃいますね。

まず両足をそろえて、両つま先はそろっていて、足は飛球線に対して直角です。そこから両足ともかかとを軸にして飛球線方向に30度ほど回します。すると必然、球の位置は体に対して右足よりになります。グリップは左太もも前にします。ややハンドファーストになり上から球を捉える形になるのでダフりません。

普通はダフらないように左足に体重をかけ、体重移動をしませんが、我々は全て、脚からという大原則を徹底したいので右足の踏み込みであげ、踏み込みで下ろす感じでお願いします。体重は左足に置いといたまま、右左と動くイメージをもってください。

打ち方についてはこんな感じです。また詳しく個別に解説しますね。今回はアプローチは2種類でいいよということを伝えるという目的なので割愛します。

で使い分けですが、

まずグリーン周りにあるボールに近づいた時に、チップショットでいけるかどうかを考えてください。チップショットはパターと同じなので、距離をだすことが苦手です。やろうと思えばできますが、失敗の率があがります。距離があるならピッチショットでという感じです。極めて感覚的なものですが、やっているうちに、これはチップショットで打ったほうがいいなとわかってきます。

チップショットは短い距離になるとスピン量が安定せず、大きくショートしたり、ランが出てしまったりします。なので、まずはチップショットができるかどうかを見ます。グリーンエッジから5ヤード離れていて、エッジからピンが10ヤードとかなら間違いなくチップショットです。チップショットはランとキャリーの比率でクラブを変えるのが本当はいいです。エッジからピンまで距離があるとき、最大限あるなあってときは7番アイアン。比較的近いなあって時はpwその間はその間の番手を使うって感じです。

これは何回も打って、距離を把握してください。比率だけではないです。例えばPWはキャリーとラン1対1だとしても、距離があるときゃりーが多くなりますし、ないときはランが大きくなります。そのあたりはしっかりデータをとってください。

チップショットの打ち方が身につくまでは、pw1本でやるのをお薦めしています。PWで徹底して、残り距離の半分をキャリーしてみる。ざっくりやトップがなく、半分キャリーできれば、例えば30ヤード残っていたとしても、残り距離が10ヤード以上になることはありません。キャリーが15ヤードすれば、ランは10ヤードくらいはいくので、残っても5ヤードくらいでしょう。

調子がよければもっとよりますのでワンパットであがることも可能です。寄せワンを全部狙うからだめなのです、寄せツーでいいや、とりあえず半分キャリーさせとけって感じはかなりの好結果を呼びます。上手く行けば寄せワンですからね。

3分の1でも寄せワンとれれば、90は切れます。もちろん並行してスイングや戦略のスキルをあげないといけませんが、アプローチのうち、チップショットの最低限の責任を負えるということになります。幸いなことに、これは繰り返し打てば打つほどデーターが体と脳に蓄積され、距離感となって帰ってきます。

可能ならデータをとりましょう。
残り距離
ボールからエッジまでの距離
エッジからピンまでの距離
打つ場所の傾斜 上り 下り 弱中強
グリーンの傾斜  上り 下り 弱中強

これをやっていると、打つときの傾斜が上りの時はロフトが寝るので、9番のほうがいいなとかなります。キャリーはできるだけ少ないほうがいいので、球からグリーンエッジからの距離が2ヤードほどしかないときは、8番とかで、すこしだけキャリーして後は転がすとかにしようとかなってきます。これをやると、どんどんよる確率があがるので、アプローチはよくなる一方です。

決してあせる必要はありません。まずはPWを使ったチップショットを徹底しましょう。それだけであなたのゴルフは強烈なレベルアップをします。見ていると、グリーン周りでピッチショットをする人ばかりです。それではアプローチうまくなりません。まずはチップショットやってみて

ピッチショットに関してはまた書きます