120ヤードだからピッチングではいつまでたっても上達しない。

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残り何ヤード?
120ヤードです。

そう聞くとキャディバッグからPWを迷わず抜いた。残り距離だけで、まあ後は打ち下ろし、風向きくらいはプラスして懸案しクラブを選択する人が多いけど、もっと考えないといけない要素があるね。

私の場合PWの基準距離が120ヤード。なので120ヤードだとPWを軸にクラブを選ぶのだが、持っていくクラブはpw 9i 8iの3本。打ち下ろしで追い風が強いからと言って、その下の番手53度のAWを持っていくことはまずない。ショートアイアンで飛距離以上を打とうとすると失敗の確率がぐんとあがるからだ。

風がまったくないときで、ほぼフラットのときでも8iを選択することはままある。結構多いと言ってもいい。ピンが奥でグリーン面を多く使える時8iのハーフショットで120ヤードを打つ。ヘッドスピードを遅くしてシャフトをしならせず棒のように使い棒球を打つ。するとスピンがあまり効いていない棒球がスーッと飛んでいってグリーンの手前に落下し転がっていく。

グリーン面が余りにもやわらかければ使えないが普通程度なら結構使える。

ひとつの距離を2種類から3種類の打ち方をできるようになるとゴルフの幅が広がる。クラブごとにスイングを変えるとか、リズムやタイミングで打っているとなかなかハーフショットとかは難しいが、操然流のオーソドックスなお手本のようなスイングをマスターすると、ハーフだろうがクオーターだろうがどこからでも打っていける。7ヶ所あるスイングのチェックポイントでクラブが正しい向きで正しい角度で正しい動きをするようになればそれが可能だ。

7番8番9番PWAWSWのハーフショットとクオーターショットと4分の3ショットの飛距離を把握していればそれだけで、18種類の距離を打ち分けられる。それにそれぞれのフルショットを足せば21種類だ。swのクオーターショットが40ヤード、7iのフルショットが165ヤードなので、その間19種類の距離を打ち分けられる。実際は8番のフルショットと7番のスリークォーターショットの距離がかぶったりするのでそこまではないがまあ相当だ。

ハーフショットはこれほど使えるのに使う人が非常に少ない。理由のひとつにハーフショットが難しいというのがある。リズムやタイミングで打っているとハーフショットはうちづらいのだ。瞬間瞬間の軌道が正確でないと難しいのだ。

そういう意味においてまず身につけるべきは操然流バックフットスイング。チェックポイントは全部で7ヶ所。マスターして身につけよう。それぞれのチェックポイントについてはおいおい書いていくことにする。

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