ゴルフスイング道場 操然流

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型にはめる

という言葉があります。文字通り決まった型にはめ込んでしまうということですが、どちらかというとネガティブなイメージが強いですね。ですが空手とか合気道とかには決まった型があり、それぞれ型を披露する場がありそれが昇段試験になっていたりします。

茶道にも型があるのでしょう。まずは決まった型を徹底的にやるってのは実はものすごく大事なことだと思えてきました。ゴルフスイングはロボットみたいに触れないから感覚やリズムやタイミングを重視する面が強いですが、逆に言うと型を徹底的にやっていないからリズムでごまかしているという風にとれたりします。
弊所が提唱するバックフットゴルフスイングはもちろんリズムを大切にしますが、それ以上に決まった型を多く持ちそれを守ってもらうことを強く主張しています。骨格の違いや体形の違いはありますが、人間がやるという意味においては理想のスイングがひとつあると考えています。なので、その人にあったスイングを提供するということはこのスクールではおこないません。

理想のスイングというのが究極のスイングと我々が考えるものがあり、それは全員がやろうと思えばできるものですと考えています。なので、例えば体が硬くてできないということがあり、それが使っていないことが原因で体が硬くなってのものなら、その原因をとるべくストレッチや体操をしたりします。

また具体的な例をひとつあげると、グリップはスクエアを絶対とするのでフックグリップやウィークグリップをしている人はそれをスクエアもしくは若干のフックに変更してもらいます。私はフックグリップのスイングを理想としていますので変える気はありませんってかたにおかれましては、違う流派を選んでくださいという風に言ってます。

こんなことを書くとますます型にはめるのはよくないと感じますが、いくら型にはめてもそれでも個性がでてくるので基本的に皆がまなばないといけないことは徹底的に型にはめることにしました。観阿弥世阿弥がといた守破離という考えや、ドラッガーがいうところの「ラーン・リラーン・アンラーン」習って、再び習って、最後は習うのを辞めるってのに深く共感します。

いつまでも習え、この型で行けって気はサラサラありませんが、まず最初に徹底してひとつの型を免許皆伝の域にできるだけ近づけるようにやるってのはとてもとても大事なのではと思い、この度それをゴルフスイング道場という場にし、提供する教えを「操然流」と名付けました。

操然流にはスイングの段階を7つに分けています。それぞれ

レベル0
アドレスやポスチャーと言われるもの。スッと立って骨盤を前傾させて肩の力を抜いてグリップはスクエアースタンスもスクエアー背中の上は丸く肩甲骨を開いて構える。球の位置は固定で左足のかかとから10センチ内側。シャフトは立てて構える。インパクトではハンドファーストなど。他にも細かいチェック項目がある。

レベル1
腕のローテーションはまったく使わず、胸と腕でできた三角形を崩さず上半身の塊を足で動かしバックスイング。7時から4時くらいかな。まったく腕をつかわない。回転のイメージはまったくない。後ろ足を踏み込むことで上を動かす。

正しい脚の動きを覚えるための動作で上は関係ない。骨盤が前傾しているので、バックスイングでは当然右腰があがり左腰が下がる。地面と平行にという表示があるが、それは操然流ではありえないこと。

レベル1では徹底的に脚の動きを学びます。操然流は脚で打ちます。脚から動かすのは絶対です。そのためのレベル1です

レベル2
ローテーションを覚えます。右腕を外転、左腕を内転(左打ちはその逆)させフェースをひらきます。右腕が右の靴の外側のラインから鉛直線上に上にひいた架空の線を超えたあたりまであげていきます。コックが始まるかいなかです。

ローテーションは絶対です。なしで打つ方法もクラブヘッドの重心距離が長くなってから流行っていますが、絶対にいやです。開いて閉じるのがクラブの構造上の特性を考えると