トップ中のトップのスクランブル率でも67%です。だめです、毎回寄せワン狙っては。

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ゴルフの指標にスクランブルというものがある。

グリーンを狙うショットがグリーンに乗らなかったとき、そこからアプローチで寄せてパーをセーブする確率だ。アメリカPGAツアーのトップ選手でも67%。下位の選手になると43%だ。

それなのに、ようやく100を切る、90台80台で回るような我々が毎回寄せワンを狙おうというのがおこがましいのだ。奥についてしまい、ラフが逆目で、ピンが奥に立っている場合寄せるのは無理。なのに寄せようと、ギリギリオンを狙って、もう一度手前のラフ。今度は強めに打ち結局手前のほうに転がりそこからツーパットでダボ。

そんなシーンをよく見る。

アマチュアはまず3回に1回の寄せワンを目指そう。6割のショットでグリーンを外したとしてそれで11ホール。そのうちの3割だと4ホール。4ホールでパーをとり、残り7ホールが寄らず入らずのボギー。だとしても、スコアは79ですよ。3パットを3回して、OBを2発打っても86で回れます。3回ダフっても89です。

ピン手前からグリーンまで5ヤードピンまでは20ヤードとします。PWか9番アイアンで10ヤードキャリーさせ10ヤード転がしましょう。8番アイアンで7ヤードキャリーさせ13ヤード転がすイメージでもいいです。この距離をサンドウェッジとかであげて寄せようとする人が多いですが、サンドウェッジって、ランが読めないのですよね。必要以上に転がったり、止まってしまったりします。

プロがやるような硬くて速いグリーンならサンドウェッジのアプローチは必須ですが、まあ我々にはまず必要ないですよね。スタンスを揃えて右足つま先の前にボールを置き、チップショットを行えば、ロフトなりに球がキャリーしチップショットになります。7番8番のランニングアプローチが一番寄る確率が高いのですが、距離感が実は難しいので、一番最初にやるべきはこのチップショットです。

馬鹿の一つ覚えみたいにPWで半分キャリーして半分転がすを繰り返す。10ヤード以下なら、ランとキャリーの距離が6対4だなとか、30ヤードあると2対8だなとか、上りならもうちょっとキャリーさせようかとか、色々やってみる。それをやっているとわかってくる。どう考えても、PWだと転がりすぎてしまうなあとか。その時にはじめてSWに変えてみよう。

80台前半はこのひとつのアプローチで全然いける。グリーン周りでPWを持ったら3回に1回はそこから2打であがれるぜってのを持てばあなたのスコアはぐっとよくなる。

何度だっていう。あなたがプレーするゴルフコースのグリーンは柔らかくて遅い。PWしかいらなくねえか。

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