上手い人がやっていることをやり、上手い人がやっていないことはやめる。これが唯一の上達の道

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最低限外してはいけない動きがある

例えばアプローチ。構えを見ただけですでに5箇所くらいその形ではだめだよというのがある。スイングなんてひとそれぞれなのだからどんな形で打ってもいいのだが、上手い人なら絶対にやらない形を5つもやっているのだ。

失敗する確率がものすごく高いのは、火を見るより明らかだ。予想通り何回もミスをしていた。その5箇所をオーソドックスな形に変えるだけでミスは激減する。もちろんそれを身につけるまでには時間がかかるが、身につけてしまえば1ラウンドのアプローチミスは圧倒的に減る。

一緒に回る人の中に必ず1人や2人はそういう人がいるが、もちろんこちらからこうしたほうがいいですよなんて無粋なことはしない。聞かれたら教えるが。

5ヶ所も問題がある形で、ものすごくたまにでるナイスショットをするために練習を繰り返す人がいるが実にもったいない。いわゆる下手を固めるというやつだ。どんなスイングでも打つ瞬間にきちっとなっていれば球はきっちり飛んでいく。だからそんなスイングでも奇跡的にいいのがでることがある。それがくせものなのだよな、だからそれを求めに練習してしまう。

そんなスイングで10時間練習するより、正しい型のために10時間練習するほうがよほどいい。でもそれをやる人はほとんどいない。実にもったいないと思う。ゴルフボールに対峙しなくても実際にボールを打たなくてもクラブを振るのはからだだから、その練習をすればいいのだがやらない。

その型を作るお手伝いを弊所でもやっているが、簡単ではないので覚悟が必要だ。ゴルフとはどういうものでどういう歴史があって、クラブはこんなのだから、こんな動きをする、そのためにはこう構えないといけないし、こう打たないといけない。ゴルフとは何か、スイングとはどういうものであり、今はどうなっていて、どこにいくのかってのを理解していないと、アプローチの悪い5箇所をいきなり治しても、しばらくは上手くいくが、その重要性を理解していないとすぐに元のスイングに戻ってしまう。

座学で徹底的にゴルフを学んで、間違った知識やステレオタイプな考えをなくしてからでないと実際のスイングの習得にははいらない。こんなめんどくさいゴルフ道場が世間に受け入れられないのは火を見るより明らかだが、それでもそれをやりつくす。そうでないと絶対にうまくいかないからだ。うまくやっているひとは自分で必ずそれをやっている。できない人は習わざるを得ない。

本気度も必要だね。そうでないと続かないからね、ゴルフなんて上手くなったってほとんど意味がないからね。それでも俺はやるんだって人としか一緒にやらない。おもしろくないから。